「せっかく明日は時間あるんだし、朝市でも行ってみる?」
久しぶりに夫婦そろって、晩酌しながらのんびり過ごせた夜。
次の日、旦那は仕事だけど夜からだし、三連休の最終日。
お出かけできるのはこの日だけ!
「最近どこも行ってないし…」
「前に行った大原漁港の朝市、また行きたいな〜」
なんて話をしていたら、当時の記憶がよみがえる。
そう、あのときはまさかの二日酔い。
せっかくのカニ汁も、しみるしみる…けど、量は食べられず。
一方で旦那はあれこれ楽しそうに食べてたっけ。
(その様子は、しっかりYouTubeに残っております)
そんなわけでリベンジを兼ねて!
今回はちゃんと味わいたい朝市体験。
「よし、明日は早起きしよう!」と目覚ましをセットして眠りについたのでした。
⏰そして迎えた朝4時すぎ
奇跡的に目覚ましで起きた私たち。
寝ぼけ眼のまま旦那が一言。
「今日って…大原の朝市、やってるのかな?」
え?…今!?
昨日のうちに調べとけ案件😂
スマホで検索してみると、
\毎週日曜日開催/との記載。
今日は…月曜(しかも祝日)…やってないッ!!
🐟勝浦の朝市が救世主!?
一瞬、布団に戻りかけるも、
「他にやってる朝市ないかな…?」と未練がましく検索。
すると出てきたのが【勝浦の朝市】✨
「お、やってる!」「でもちょっと遠くない?」「…行く?」
…結果:行かない。
でもせっかく早起きしたから、涼しいうちにドライブでもしようかって話になり、
結局、車に乗り込んで出発🚗💨
🌊とりあえず、海へ行こう
目的地は未定。でも、行先は「海方面」に決定。
千葉のいいところは、海まで近いところ!
我が家から30分ほどで、あっという間に九十九里へ。
朝の空気はちょっと生暖かいけど、
屋根をオープンにして走れば、清々しい潮風が心地よい。
目的は朝ごはん?いや、何も決まってない。
ただただ、無計画に始まる朝ドライブ。
でもそんなのも、たまにはいいよね😊
🚙気づけば御宿、ならば勝浦へ!
結局どこまで行くのか決めないまま、車はスイスイと走り続ける。
助手席から運転する旦那に聞いてみた。
「で、どこまで行くの?」
「…わからん」
え、ノープランすぎないかい!?(笑)
とりあえず“海が見えるまで”という、ふわっとした指標のもとドライブは続行。
サーファーの聖地・一宮を過ぎたあたりで、ようやく視界がひらけて海がドーン!
「このへんで折り返すのかな?」なんて思っていたら、
気づけば御宿の手前。え、けっこう来たぞ。
「ここまで来たら、もう勝浦まで行っちゃおっか!」
流れに身をまかせるスタイル発動。
とりあえずナビをセットしてみると…到着予定は7時過ぎ。
「お、ちょうど朝ごはんに良さそうな時間じゃん!」
ってことで、行き当たりばったりの勝浦モーニングが決定したのでした。
🍚海鮮丼はどこ!? 迷走の果ての朝定食

なんだかんだで、結局…来ちゃいました、勝浦!
この無計画さが、我が家の旅スタイル(笑)

近くにはタイムズの駐車場を発見。1時間までは無料という神設定。
しかも朝市通りまで徒歩すぐという最高の立地✨

ちなみにこの日の朝市は「仲本町朝市通り」での開催日(7月21日)。
朝6:30〜11:00ごろまでやっていて、地元の人にも観光客にも愛されている生活密着型の朝市です。
通りに出ると、ずら〜っと並ぶ露店たち。
鮮魚に干物、朝採れ野菜に焼き鳥、わらび餅、手作り雑貨にラーメンまで!?
その場で焼いてる香ばしい香りや、コーヒーのいい匂いが立ち込めてて…
いやもう、朝からお腹が爆発しそう!
「海鮮丼が食べたい!」と鼻をきかせて探すも、なぜか見当たらず…
すっかり空腹MAXな私たちの前に、ふと目に入ったのは——

👀「朝定食」の立て看板。


え、なんか…良さげ?
お店の外観は“担々麺屋さん”っぽいけど、定食メニューもある模様。


二人ほど待っていたけど、すぐに呼ばれていたので我々も並んでみる。
待つこと…5分もかからず、相席ながら店内へご案内!
すでにお腹は決まってた。

・嫁 → かつお土佐づくり定食
・旦那 → さばの味噌煮定食
着席と同時に即オーダー!そして…
\早っ!/ってくらいの速さで、料理が運ばれてきたのでした✨
🍴実食!勝浦で朝定食をいただく
朝市の空気とお腹の減り具合で、気分はもう完全に「食べるモード」。
運ばれてきた定食は、まさに“THE・朝ごはん”といった内容で、
見た目も香りも、ほっとする優しい雰囲気。
ボリュームは…まぁ、ふつう。
朝にはちょうどいいくらいだけど、ガッツリ派には少し物足りないかも?
セット内容はというと👇


- メイン(私はかつお土佐づくり、旦那はさばの味噌煮)
- 炊きたてごはん
- ほっこり味噌汁
- 小皿に盛られたおかず2品(きゅうりの浅漬け&なすの煮びたし)
この小皿、侮るなかれ。
きゅうりは生姜が効いててシャキシャキ爽やか。
なすはとろ〜り煮えていて、朝の胃袋にじわっと優しい味。

さて、肝心のメインはというと…
👨🦱旦那の「さばの味噌煮定食」は、コク深い味噌だれが絶妙で、

ごはんと一緒にぺとっと完食。まるで吸い込まれるような速さ(笑)
👩私は「かつお土佐づくり定食」。

臭みゼロの新鮮なかつおに、にんにくスライスのパンチが効いてて…

「朝からこれ食べられるって幸せ…」と、思わずにんまり。
そして食後にふと店内を見回すと——
壁一面にズラリと並ぶサイン色紙、サイン色紙、またサイン色紙!!

「え、ちょっと待って?このお店…有名店だったの!?」
偶然ふらっと入ったのに、まさかの人気店だったとは…。
なんか、得した気分✨
⛩食後の運動!? 遠見岬神社で汗だく参拝
朝ごはんでお腹も満たされ、ふと目の前に目をやると、なんだか気になる神社が…。

「あれ、なんか見たことある…?」と思ったら、
そう!あの有名なお雛様の石段でおなじみの——
**遠見岬神社(とみさきじんじゃ)**じゃないですか!
テレビで見たことあるやつだー!
\せっかくだし、登ってみる?/

というノリで、食後の運動がスタート。
まずは神社前の階段を旦那と一緒にのぼり始めます。

……が。
「はい、ここがゴールかと思いきや、まだ続くのかよ!!」

遠見岬神社は、房総半島を開拓した**天冨命(あめのとみのみこと)**を祀る、歴史ある神社。
ひなまつりの時期には、約1,800体のひな人形がこの階段に並び、全国的にも話題になる場所なんです。

そんな神社だけあって、階段の気合いも相当。
登っても登っても、まだ続く。

途中、すれ違ったカップルに旦那が聞いてみる。
「この先、まだまだあります…?」
「そうでもないですよ〜(笑)」
……と、軽やかな返答。
※この時点で私はすでに息切れMAX、汗だく、戦力外(=平常運転)
でもここまで来たら、戻るわけにはいかない。

太陽はすっかり昇りきり、ギラギラと私たちの背中を照らす。
まるで、「もっと登れ」と言わんばかりに。
汗をぬぐい、足を一歩ずつ運びながら、
私たちはゴール(本殿)という名のご利益を目指して登り続けるのでした…。

⛅ついに到着!絶景とご利益のご褒美タイム
やっとの思いで階段を登りきった私たち。
たぶん普通の人なら、「まぁ、ちょっといい運動だったかな?」くらいの高さ。
……だけど私たちは、汗だく&へとへと。
「いや〜もう今日はこれで運動終わりでしょ」と思えるくらい頑張った(自分比)。

とりあえず、まずはお参り。
無事ここまで登れたことに感謝を込めて、手を合わせる。
そして、ふと見下ろせば——
さっきまで歩いていた朝市の通りと、朝日に照らされた勝浦の海。

潮の香りと街の気配に包まれて、しばしの癒やしタイム。
「あ〜なんか、いいねこういうの」
自然と口から出る、ほっこりの一言。
そんな中、ふと私は気づいてしまった。
「……ねぇ、あっち、まだ階段あるよ?」

旦那が一瞬だけ目をやって、
次の瞬間、真顔でこう言い放つ。
「それは……奥の院だな。気にするな。」

その言葉に、私も無言でうなずく。
見なかったことにしよう。
うん、それが今日の正解(笑)

🎏勝浦らしさにほっこり。想いの詰まった絵馬とおみくじ

石段を降りるのは、本当にあっという間。
「あんなにゼーハー言いながら登ったのにね」と笑いながら、一気に戻ってきた私たち。
ふと視線を横にやると、目に飛び込んできたのは…
ぎっしりと結ばれたおみくじと、真っ赤な鯛モチーフの飾りたち!

ぷっくりとした立体の鯛に「遠見岬神社」と書かれたタグが付いていて、
どれもこれも、なんだか縁起が良さそう✨

「勝男みくじ」や「金女みくじ」って名前もユニークで、
思わず写真を撮りたくなるような華やかさ。
こういうところに、**“勝浦らしさ”**がギュッと詰まってる気がする。
👉 魚がモチーフ!? 勝浦らしいおみくじとは?
🟥 【勝男(かつお)みくじ】
カツオの形をした男性向けのおみくじで、
「勝運」や「開運」を願う縁起物。力強さと前進の象徴です。
🟨 【金女(きんめ)みくじ】
キンメダイをかたどった女性向けおみくじ。
「金運」「良縁」「しあわせ」など、華やかなご利益が期待できるとか♡
どちらも魚型のキーホルダーにおみくじが入っていて、持ち帰りOK! そのままバッグにつけたり、お守り代わりにもなります♪
💰価格は1回300円ほど。境内の階段下や社務所で引くことができます。
🐟ちなみに… 「鯛型のおみくじ」も見かけることがあるので、探してみてくださいね♪
さらにその横には、ずらりと並んだ絵馬のコーナー。
木製の絵馬の中に、ふと目を奪われた一枚がありました。
そこには、青いお魚の絵とともに、こんなメッセージが——

「おばあちゃんの しゅじゅつが せいこう しますように!」
日付は、まさに昨日(2025年7月20日)。
しっかり書かれた魚の絵がとても可愛くて、
その願いがどうか届きますように、と自然と心の中で手を合わせる。


誰かの願いにそっと触れた、
そんな静かなひとときでした。
☕朝のご褒美。香りに誘われたアイスコーヒー
汗をかきながら階段を下りてくると、
喉が渇いてきたのを、身体がはっきりと訴えてくる。
「そういえばさっき、コーヒーのいい匂いしてたよね」
と、旦那が思い出す。
朝市の途中で香ってきた、あの芳ばしい香り。
「じゃあ、探してみるか」とコーヒー探しのミッションスタート!
少し歩いたところで、あの香りの元を発見!
店先で丁寧にコーヒーをドリップしていて、まさに香りの誘惑。

「その場で淹れますよ。中でお待ちくださいね」と声をかけていただき、
お言葉に甘えて店内へ。

中に入ってみてびっくり。
外の露店の一角かと思いきや、ちゃんとした自家焙煎のコーヒーショップ!

ぐるりと見渡すと、店内の棚には可愛らしい瓶がずらり。
中には、**千葉県名産の落花生(らっかせい)**たちが整然と並んでいて、
その横には試食の小皿まで。

※ちなみに千葉県民的には「ピーナッツ」よりも「落花生」って呼ぶ方がしっくりくる説、ありますよね(笑)

そんな温かみのある雰囲気の中で、
ついに淹れたてのアイスコーヒーが登場!

ゴクリとひと口。
うまっ…!!

香り高くてキレが良くて、
朝市での暑さと疲れが、すーっと引いていく。
これはもう、ご褒美という言葉がぴったり。

「朝から全力だったね〜」と笑い合いながら、
コーヒー片手に小さな乾杯。

こうして、私たちの朝市ドライブは、
ほろ苦くて香ばしい一杯とともに、しっとりと締めくくられたのでした☀️

📝おわりに|気ままドライブ旅の振り返りと、これからのブログについて
前日の晩酌から始まった、思いつきの朝市ドライブ。
朝4時起きで勝浦へ向かい、朝市での食事、汗だくの神社参拝、そして香り豊かなアイスコーヒーで締める

そんな気ままだけど充実した半日旅でした。

そしてこれからは、こんなふうに
「ちょっと出かけてきたよ」というゆるめの旅の記録も、
ブログに残していきたいと思っています🚗✨

旅のスタイルはその時その時で変わっていくけれど、
その中で出会った風景や人、体験を大切に綴っていきたいなと。
これからも、どうぞよろしくお願いします*

そして最後のオチ。
▼ 駐車場、1時間無料…のつもりが、
\がっつり1時間超えてました〜!✨/
結果、300円のお支払いでフィニッシュ!(笑)
でもこの内容なら、コスパよすぎる朝でした◎
📍 勝浦朝市|開催情報&アクセスガイド
毎日 6:30頃~11:00頃 まで営業
(※天候や売り切れにより早期終了あり) 🚫 定休日
水曜日・元旦(※祝日等で営業する場合あり) 📍 開催場所
- 1日〜15日:下本町朝市通り
- 16日〜月末:仲本町朝市通り
・JR外房線「勝浦駅」から徒歩約10分
・圏央道「市原鶴舞IC」から車で約40分
・市内にコインパーキングあり(タイムズ等)
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